お城が見える食堂リニューアル 市役所
お城が見える食堂がリニューアル――。運営事業者の変更に合わせて改装が行われてきた和歌山市役所14階の食堂が11日、自然派バッフェ(バイキング)レストラン「十四階農園」として新たにオープンする。
7年間営業した前店舗はことし3月末、採算が合わなくなったため運営事業者が撤退した。新たな事業者をインターネットなどで公募したところ、2社から応募があり、最終的に市内で酒屋や居酒屋を経営する㈱吉田(本社=西小二里、吉田友之社長)に決まった。
「絶景と身体に優しい食事を満喫できる自然派バッフェレストラン」をコンセプトに、野菜メーンのヘルシー料理を中心とした約50品目のメニューをドリンクバー付で提供する。
店内は約90席。平日の午前10時から午後3時までの営業。料金は、ランチタイムの午前11時半から午後1時半までは、中学生以上の大人980円(65歳以上780円)、小学生580円、小学校就学までの幼児は無料となる。ランチタイム以外は軽食メニューを提供する。
尾花正啓市長は「市民にも観光客にも何度も利用してもらいたい」と話し、市の魅力アップの一つとしての新食堂に期待を寄せた。
市職員互助会によると、運営に関しての税金投入はなく、店舗は水道、電気などの光熱費を自己負担する他、賃料がない代わりに改修した厨房の使用料9万5000円を市に納めて運営する。