南海高野線の「天空」人気 記念法会で
高野山開創1200年に伴い、南海電鉄の橋本―極楽橋駅間(19・8㌔)を走る特別列車「天空」が観光客に人気だ。大法会が始まった4月は過去最多の約5700人(前年同月比約3000人増)が乗車した。
乗車予約は10日前から天空予約センター(℡0120・151519)で受け付けているが、朝一番の「天空1号」は連日、受け付け開始とともに満席になる人気ぶり。朝の橋本駅はリュックを背負った外国人など、大勢の観光客でにぎわっている。
同社は高野山への旅の道中を一層魅力的にしていこうと、地域住民と共に「こうや花鉄道プロジェクト」を展開。天空はそのシンボルで、平成21年に誕生した。外観は森をイメージした深緑に、高野山の根本大塔をイメージした朱色のラインが特徴。美しい山間の風景を一望できるワイドな車窓、五感で自然を感じられる展望デッキなどが設けられている。