紀州お祭りプロジェクトに観光功労表彰
県の観光振興に貢献した個人や団体を表彰する県観光連盟の平成27度の観光功労者表彰に2団体と2人が選ばれ、1日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で、同連盟名誉会長を務める仁坂吉伸知事から表彰を受けた。
このうち、本紙エリアからはNPO紀州お祭りプロジェクトが団体で受賞。表彰式はこの日開かれた同連盟の定時総会内であった。
総会の冒頭、仁坂名誉会長は高野山開創1200年記念大法会などを振り返りながら「県の観光は上り調子で、ことしも国体や大河ドラマ『真田丸』に向けたイベントが目白押し。これを機に次々と手を打ち、観光や誘客のレベルアップを図りたい」と意欲を示した。
続く表彰式で、表彰を受けた同団体の西平都紀子会長は「国体などのチャンスを逃さず、和歌山を訪れた人に、もう一度和歌山に来たいと思ってもらえるおもてなしを実践していきたい」と述べた。
同団体は祭りを通じた人づくりやまちづくりに取り組み、平成16年に第1回「おどるんや~紀州よさこい祭り」を開催。年々祭りの規模も拡大し、現在では市の夏の風物詩として、県内外から参加者や大勢の観客を集めている。
その他、個人では有田市観光協会会長の花田優さん(有田市)、元新宮市観光協会事務局長の寺前俊二さん(那智勝浦町)、団体では有限会社備長炭研究所(白浜町)が表彰された。