1週間単位で気軽に開業を ぶらくり丁

 和歌山市のぶらくり丁商店街の空き店舗を利用し、1週間単位で手軽に店を開業できる取り組み「7daysチャレンジショップ~Mash UP~」がこのほど完成。有機野菜販売を手掛けるNPO法人「にこにこのうえん」が第1号として9日にオープンし、15日まで営業している。

 ぶらくり丁商店街共同組合が運営し、リノベーションスクール受講生らでつくる㈱紀州まちづくり舎が一部プロモーションを受託。「いつか自分の店を持ちたい」「趣味を生かした店を開きたい」「店舗を持つにはまだ自信がない」などの考えを持つ人を応援し、その後にぶらくり丁内で開業してもらうことを狙う。

 業種は、飲食業以外の小売り、サービス業が対象。使用料は1週間2万2500円(水道光熱費、税込み)。貸し出す店舗は、白を基調としたデザインに改装されている。

 オープン初日には早速、新鮮な県産の有機野菜がずらりと並び、買い物客が購入していた。価格は野菜が250円から、野菜ケーキが200円からなどとなっている。

 同法人の吉川誠人理事長(40)は「今後、買い物客の反応が良ければ、実際に店舗展開も考えたい」と話していた。

新鮮な野菜を手に吉川理事長㊨ら

新鮮な野菜を手に吉川理事長㊨ら