チェコの名門来和 県文45周年演奏会

 チェコの名門オーケストラ、プラハ放送交響楽団が和歌山にやってくる。県民文化会館開館45周年記念事業となるコンサート(県、県文化振興財団主催)が7月3日午後7時(開場6時半)から、同館大ホールで開かれ、東ヨーロッパの作曲家が生んだ名曲3作品を奏でる。

 同楽団首席のオンドレイ・レナルトの指揮、清塚信也のピアノ独奏で、スメタナの連作交響詩「わが祖国」より「モルダウ」、ショパンのピアノ協奏曲第1番、ドボルザークの交響曲第9番「新世界より」の3曲が演奏される。

 同楽団は、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団と並びチェコの三大オーケストラに数えられる。シャルル・ミュンシュ、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーら名指揮者が指揮台に立ち、ハチャトゥリアン、ペンデレツキ、オネゲルら著名な作曲家が自作を指揮している。

 指揮のレナルトは、スロヴァキア国立歌劇場首席指揮者などを歴任し、ウイーン国立歌劇場など世界の主要な歌劇場に客演。東京フィルハーモニー交響楽団名誉指揮者などを務めている。

 清塚信也は、桐朋女子高校音楽科(共学)を首席で卒業し、第1回ショパン国際ピアノコンクール in  ASIA第1位など国内外のコンクールで入賞多数。人気ドラマ「のだめカンタービレ」で玉木宏演じる千秋真一の吹き替え演奏を担当したことなどで脚光を浴びた。

 S席6000円、A席5000円、B席4000円。全席指定。未就学児の入場はできない。チケットは同館の他、ローソンチケットなどで取り扱っている。

チェコの名門来和 県文45周年演奏会

 

 問い合わせは同館(℡073・436・1331)。