国体まであと100日! 各地でPR

 44年ぶりに県内で開かれる国民体育大会「紀の国わかやま国体」の開幕まで、18日でいよいよあと100日となった。県実行委員会などはこの日、県内23市町村42カ所で一斉に啓発活動を展開。参加者は「国体開催100日前!」と書いた鉢巻きやたすきを身に着け、県民総参加の国体へ「みんなで観戦に行こう!」とアピールした。

 和歌山市のJR和歌山駅前では県職員、学生広報ボランティアら約30人と、紀の国わかやま国体・大会マスコット「きいちゃん」が参加。通勤客らに「きょうでいよいよ国体まであと100日でーす!」と元気に呼び掛けながら、この日のために作った「100日前!」と大きく書いたチラシとメモ帳1000個を配った。

 また「花いっぱい推進協議会」のメンバーが駅前の花壇を夏向けに植え替え。ミカンのオレンジ色をイメージした和歌山の「W」をマリーゴールドなどで形作った。駅周辺の清掃活動も行った。

 県国体推進局は「総合開会式まであと100日だが、8月29日には紀の川市で公開競技の綱引き、9月6日には和歌山市で正式競技の新体操が始まる。実質あと2カ月余りで始まることを知っていただき、県民みんなで成功に向けて盛り上げていきたい」。仁坂吉伸知事は「わくわくする反面、ドキドキもしてくる。行政でやること、県民やボランティアの皆さんがやってくれることは着々と進んでおり、心配していない。選手団には本番で力が100%出せるようにマインド強化も含めて練習に励んでほしい」と話している。

 運営ボランティアの申込者、延べ約6000人の配置も決まり、来週にかけてそれぞれに通知する予定。歌手・坂本冬美さんの歌う国体イメージソング「明日へと」のインターネット配信もスタートした。第70回国体「紀の国わかやま国体」は9月26日、同市の紀三井寺公園陸上競技場で総合開会式が行われる。

「100日前です!」とPRするきいちゃんら(18日朝、JR和歌山駅前)

「100日前です!」とPRするきいちゃんら(18日朝、JR和歌山駅前)


県庁前のカウントダウンボード

県庁前のカウントダウンボード