治安のよい県へ意欲 直江新県警本部長
7日付で県警本部長に着任した直江利克氏(49)が11日、県警本部で会見を行い、任期中の運営方針について、「県民が治安の良さを体感できるようにしたい」と抱負を語った。
これまで経験した中で印象深い任務について直江本部長は、警察庁警備課警護室長を務めていた平成23年3月に発生した東日本大震災の対応を挙げ、「警察庁庁舎も揺れ、そのまま対策室に入った記憶は鮮やかに残っている。その後も被災地で政治家や各国首脳の方を警防活動したことが印象深い」と振り返った。
和歌山の印象については、「世界遺産など観光資源に恵まれている土地。機会を見つけて30市町村を巡りたい」と話していた。また、今月6日に和歌山市神前で発生した強盗殺人事件については、「大きな事件なので、刑事部を中心にして着実に捜査を進めたい」と早期解決に向けて取り組む考えを示した。