【AR】豪陸上代表を歓迎 紀三井寺で合宿
第15回IAAF世界陸上競技選手権大会(北京世界陸上、22~30日)に出場するため、県内で初めて事前キャンプを行っているオーストラリア代表チームの歓迎セレモニーが11日、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で行われた。
キャンプは7~25日の19日間。期間中に選手47人、コーチ・ドクターら46人が来県し、同競技場と紀の川河川敷で練習している。代表チームにはロンドン五輪銀メダリストのジャレド・タレント選手(30)=男子競歩=ら注目選手も含まれており、活躍が期待されている。
セレモニーで仁坂吉伸知事は「ようこそ和歌山へ」と歓迎し、「この紀三井寺競技場は国際大会ができるクオリティーに改修しました。精いっぱい使って腕を上げて、ものすごく立派な成績を収めてください」と激励。尾花正啓市長は「心おきなく練習に励み、東京五輪の際はぜひ再び和歌山市を最終調整地に」と呼び掛けた。
和歌山来訪の記念として紀州手まりや紀州漆器、熊野古道をイメージした花器などを贈り、記念品の交換も行った。
代表チームのサイモン・ナザン団長は「非常に状態の良い競技場で、紀の川沿いも素晴らしい。快適なキャンプ生活だ」と感謝した。
14日には市内の中学生約50人を対象にした少年陸上教室を同競技場で開き、選手、コーチらが直接指導する。