竹田さん始球式 元ソフトボール日本代表

紀の川市粉河の粉河運動場で3日に行われたソフトボール成年女子第1試合で、現役時代に世界選手権に出場した経験を持つ和歌山市杭ノ瀬の竹田登美代さん(74)が始球式を務めた。

竹田さんは中学1年生でソフトボールを始め、24歳まで現役選手として活躍。22歳の頃にアメリカで開かれた世界選手権、23歳の頃には富山国体に、投手として出場した。

約50年ぶりにボールを握ったという竹田さんは、6月末に始球式を担当することが決まり、7月頃から練習を開始。「この2カ月間、始球式のことが頭から離れなかった」と緊張した表情を浮かべながらも、見事な投球を披露し、競技開催に花を添えた。

会場から大きな拍手を受けた竹田さんは「緊張しましたが、地元国体で始球式を務めることができて、幸せです」と笑顔だった。

見事な投球を披露した竹田さん

見事な投球を披露した竹田さん