伏虎中跡地を考える 市民ワークショップ
平成29年4月に開校予定の小中一貫校「和歌山市立伏虎小中学校」に関連して、市民団体「みんなで伏虎中跡地を提案する市民の会」(橋本雅史代表世話人)は23日から3日間、同市内で、跡地利用に関する講演会やワークショップを行い議論する。
初日の23日は午後7時から9時まで、伏虎中学校2階多目的教室で、公共建築に詳しい㈱アーバン・ハウス都市建築研究所の倉田直道代表取締役が「公共建築と市民協働―まちのエンジンにするために―」をテーマに講演する。申し込み不要、定員50人。参加無料。
24、25日は午前10時から午後3時まで、同市福町の和歌山大学まちづくりプロジェクト室(ハウスブルーネ1階)でワークショップを開く。テーマは24日が「和歌山市中心市街地を考える」、25日が「伏虎中跡地をまちのエンジンにするために」。申し込みが必要で定員20人。できるだけ2日間の参加が条件。無料。
今回のワークショップで出された市民の意見は、年内にもまとめて市に提案したい考え。橋本代表は「市が示している、伏虎中跡地に市民会館を建設し、県立医科大学薬学部を誘致する計画について、賛成、反対の両方の立場から、市民のための施設になるように議論したい」と話している。
同会はことし2月に設立し、20人の会員が議論を重ねてきた。7月には尾花正啓市長を訪問し、事業の進め方について市主催の市民ワークショップ開催や伏虎中学校跡地活用基本構想策定協議会への過半数の市民の参画、市民主体の市再生協議会の設立などを要望している。
申し込み、問い合わせは同会事務局(℡073・432・1558)。