【AR】きい探訪(終)~2016希望郷いわて国体・大会へ~

先に閉会した紀の国わかやま国体に続き、24日に開会式が行われた紀の国わかやま大会。国体の歓喜を思い出させる日々が再び始まった。大会の開催は3日間。26日に紀の国わかやま国体・大会における一連のプログラムが終わり、来年の開催県へバトンを託すことになる。
来年の開催県は岩手県。「2016希望郷いわて国体・大会」として、スケートやアイスホッケーなどの冬季大会が2016年1月27日に開会し、本大会は10月1日に開会する。44年前の「黒潮国体」開催時は、岩手県が前年開催県だったが、今回は逆に和歌山からバトンを渡すことになる。
本大会のメーン会場となる、北上総合運動公園を訪ねてみた。開会まで1年を切り、スタンドなどを中心に改修作業の真っただ中。周辺道路には国体・大会の開催を知らせる真新しい旗が掲げられるなど、準備が着々と進められていた。
筆者が宿泊した旅館の担当者は、「和歌山で国体が終わると次は自分たちの番だという思いがある。以前は修学旅行で和歌山から岩手を訪れる学校も多く、親しく感じる県。ぜひ、岩手県に足を運んでほしい」と話していた。
岩手県内には、世界遺産に登録されている平泉の文化遺産をはじめ、岩手山や八幡平などの自然、郷土料理のわんこそばが魅力。
紀の国わかやま国体・大会のスローガン「躍動と歓喜、そして絆」をエールとして、岩手県へ伝えたい。(完)

メーン会場となる「北上総合運動公園」(岩手県北上市)

メーン会場となる「北上総合運動公園」(岩手県北上市)

(次田尚弘/岩手県)