水色クラブ絵画展 9日まで県文で
水彩や貼り絵などを展示する第3回「水色クラブ絵画展」が9日まで、和歌山市の県民文化会館で開かれている。
2年に1度の作品展。同市の中森順一さんに指導を受ける12人が、水彩画を中心にスクラッチボード画や貼り絵、ペン画など約50点を出品している。
県展や市展で入賞・入選歴のあるメンバーもおり、水彩画は静物や花、紀伊風土記の丘や和歌山城の茶室などを描いている。
黒いプラスチックボードに、針状のもので削って描く「スクラッチボード画」も珍しく、ヒマワリや花火などを緻密に表現。新聞の広告ちらしを細かく切って貼り付けた貼り絵の作品は、色合いを巧みに生かしながら、鮮やかな風景が画面いっぱいに表現されている。
習って1年という貞木尚子さん(71)は「作品の展示は少し恥ずかしい気持ちですが、いつか、長野で見た美しい並木道を描いてみたい」と笑顔で話していた。午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。