強盗や詐欺に警戒を 東署が呼び掛け

 年末年始に増加傾向がある強盗や特殊詐欺などの犯罪を防ごうと、和歌山東署は今月から来年1月10日にかけて年末年始特別警戒を実施している。このほど、機運を高める出発式を行い、管内の金融機関などに注意を呼び掛けた。

 コンビニエンスストアや金融機関を狙った強盗事件、コンビニで多額の電子マネーを購入させてシリアルナンバーを聞き出してだまし取るなどの特殊詐欺は、年末年始に特に発生が懸念される。

 出発式には西村俊彦署長以下、生活安全課や地域課をはじめ約60人の署員が集合。パトカーに乗り込み、管内の金融機関、コンビニへの啓発へと出発した。

 ローソン和歌山鳴神店では、署員が「電子マネーのシリアルナンバーを教えて!という手口の特殊詐欺が多発しています」と記されたポスターを配り、特殊詐欺の疑いがあれば通報するように協力を呼び掛けた。

 ことし2回、特殊詐欺の被害を防止した同店オーナーの徳重幸雄さん(40)は「大丈夫ですかという一言を大切にして、これからも防止していきたい」と話していた。

強盗や特殊詐欺への注意を呼び掛ける署員

強盗や特殊詐欺への注意を呼び掛ける署員