全国から古針 8日、淡嶋神社「針祭り」

折れた針や古い針を供養し、裁縫の技術上達を願う「針祭り」が8日午前11時から11時半ごろまで、和歌山市加太の淡嶋神社(前田光穂宮司)で行われる。同神社は同日10時ごろまで、折れた針などを社務所で受け付けている。

同神社には、人々に裁縫の技術を伝えたとされる少彦名命(すくなひこなのみこと)が祭られ、毎年、各地から古い針が寄せられる。ことしも8日を前に、本殿には祭りで納める大量の針が瓶に入れられて並んでいる。

前田宮司(55)は「折れ針などございましたら、丁重に供養してお祈りします」。みこの西園望さん(28)は「裁縫の上達を願い、針が全国から集まります。ぜひ持ってきてください」と呼び掛けている。

問い合わせは同神社(℡073・459・0043)。

全国から寄せられた針が本殿に並ぶ

全国から寄せられた針が本殿に並ぶ