免許を不正取得 女性教諭を停職処分
県教育委員会は5日、養護学校教諭の免許を不正に取得したとして、有田市内の中学校に勤務する女性養護教諭(54)を停職1カ月の懲戒処分とした。女性養護教諭は同日付で依願退職した。
県教委人事課によると、女性養護教諭は、保健室で勤務する養護教諭の資格を取り、県内の学校で勤務してきた。平成2年に大学時代の友人が持つ中学校教諭二級普通免許状を使って自分名義の免許状を偽造し、それを提出して同18年に養護学校(現・特別支援学校)用の教諭免許を取得。昨年12月に教員免許の更新手続きがあり、県教委の確認により不正取得が発覚した。
不正取得の理由について女性養護教諭は、大学時代に取得できるはずだった免許状を持っていないことが残念で、「お守りとして持っていたかった」などと県教委に説明しており、不正取得した免許を使って勤務したことはなかった。