アルミ缶回収で表彰 紀の川東洋台浜木綿ク
和歌山市楠見地区の資源ごみ集団回収グループ「紀の川東洋台浜木綿クラブ」(小川松男会長、メンバー10人)が9日、市役所で、アルミ缶リサイクル協会(本部=東京、遠藤政宏理事長)からアルミ缶回収協力者として表彰された。
同クラブは平成22年度に市資源集団回収制度に登録し、地区内の資源ごみの回収を開始。毎週水曜日に、450世帯分の資源ごみ回収場所22カ所を車2台で回り、保管場所で分別仕分けなどを行い、リサイクル業者に引き渡している。売却益は、地区の老人会活動など交流推進のために活用している。その取り組みは、市の「資源集団回収モデル地区」に指定され、地区外からも多数見学に訪れるなど、注目されている。
昨年のアルミ缶の回収重量は1・7㌧。全体では、資源ごみ11品目計44・5㌧を回収した。
表彰式には、同協会事務局の大西輝彦部長が出席し、「アルミニウムの資源が少ない日本にとって、アルミ缶は大切な資源。皆さんの協力により、またアルミ缶に生まれ変わることができます」と感謝の言葉を述べ、表彰状を手渡した。小川会長(71)は、「市が掲げる平成32年度までに、ごみ排出量30%削減(資源ごみ除く)達成に貢献できるように今後も活動や啓発を続けていきたい」と話している。