農林水産業担う人材を表彰 県が82人認定
県は県内農林水産業の中核的な役割を担い、地域振興のリーダーとして活動している農林漁業者を農業士、林業技能士、漁業士として認定し、9日、仁坂吉伸知事が82人に認定証を交付した。
また、長年にわたって活躍した指導農業士や林業技能士、指導漁業士36人の功績をたたえ、感謝状を贈った。
制度については、農業士は昭和51年から、林業技能士(本年度「グリーンワーカー」から名称変更)は56年から、漁業士は61年から知事が認定している。
認定式と感謝状贈呈式は和歌山市のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)で行われ、仁坂知事は「皆さまのご活躍で和歌山の農林水産業は成り立っている。TPPなどのさまざまな外的要因も加わり、どのように和歌山の農林水産業を発展させていくか、県にとっても正念場。今後も皆さまの知見をお借りしたい」と式辞。
感謝状を受けた皆さんを代表し、紀の川市の指導農業士、小川教雄さんが「これからも和歌山県の農林水産業の発展と若い担い手の育成・指導に努力してまいります」、認定者代表で田辺市の谷本喜久さんが「認定を契機に、地域の農林水産ならびに農村漁村の活性化に、より一層努力することをお誓い申し上げます」と決意を述べた。
本紙エリアの感謝状被贈呈者、認定者は次の皆さん。
【知事感謝状】《指導農業士》中居純三(和歌山市)▽吉本好澄(同)▽橋爪道夫(海南市)▽垣内喜久子(紀の川市)▽小川教雄(同)▽高岡敏正(同)▽辻本敏之(同)▽榎本治行(岩出市)▽南條悟(同)《林業技能士》和田吉史(和歌山市)▽榎本嘉英(紀の川市)
【農業士認定】《指導農業士》吉本久美(和歌山市)▽吉田佳代(紀の川市)▽田村八江子(同)▽妹背克紀(同)▽光吉敏一(岩出市)▽林孝誠(同)《地域農業士》木戸口記宏(和歌山市)▽泉政行(同)▽山口真幹(同)▽鷲岡末穂(紀美野町)▽薗田昌也(紀の川市)▽橋知子(同)▽台丸谷久実(同)▽勢田幸治(岩出市)《青年農業士》岡政充(和歌山市)
【漁業士認定】《青年漁業士》小浦裕司(和歌山市・加太漁協)