最多167人が脳力競う あんざんカップ

速く正確な計算力を競う〝脳のスポーツ競技〟「第10回あんざん和歌山カップ」が21日、和歌山市の和歌山ビッグ愛で開かれた。小学生から大学生まで、過去最多の選手167人が参加し、チャンピオン(県一)には1395点を獲得した信愛短大1年、蔭地真菜さんが輝いた。

選手は暗算9段取得者を筆頭に57人が段位取得者。開会に当たり、主催する和歌山あんざん脳力育成会の赤松昌明理事長は「暗算は生活でも学校でも、いろんな面で役立つ。きょう一日頑張って」とあいさつした。

オープンと学年別の全5部門で個人総合、パソコン暗算、読み上げ暗算など6競技を実施。選手は「用意、始め!」の合図とともに一斉にそらで指を動かし、日頃の練習成果を発揮した。結果は次の通り(敬称略)。

【競技別チャンピオン】パソコン暗算=蔭地真菜▽読み上げ暗算=糸野茉奈美(川永小4)▽かけ暗算=髙井月美(有功東小5)▽わり暗算=同▽見取り暗算=宮楠遥(星林高2)

【部門別】オープン=①蔭地真菜②髙井月美1385点③宮崎由伸(和大付属中2)1230点④藤木華子(智弁和歌山高1)1220点⑤岡くるみ(桐蔭中3)1185点▽小学4年生以下=①中川淳之(智弁和歌山小4)1165点②田中希空(有功小4)1080点③藤井希果(四箇郷小4)▽小学5・6年生=①髙井月美②田中咲帆(有功小6)1050点③長谷川由依(中之島小6)1030点▽中学生=①宮崎由伸②岡くるみ③児玉和己(向陽中1)1175点▽高校生=①藤木華子②宮楠遥③庄司遥那(県和歌山高3)1140点

そらで指を動かして暗算する選手たち

そらで指を動かして暗算する選手たち