岩出市が誕生10周年 記念式典で節目祝う

 岩出市の誕生10周年記念式典が1日、荊本の市民総合体育館大ホールで行われ、市民や来賓ら約600人が節目の年を祝った。市内児童による市民憲章の朗読や公共施設合同竣工式が行われた他、中芝正幸市長が式辞を述べ、この日を飛躍の契機に市のさらなる発展を誓った。

 市は平成18年4月1日、全国で平成の大合併が進む中、単独での市制施行を実現し、県内9番目の市として誕生。県北部に位置する玄関都市であり、近年では新興住宅地の造成や大型店舗の進出が相次ぐなど、都市化が進んでいる。
 式典では、市のコーラスクラブが出演し、国歌と市民歌を美しいハーモニーで斉唱。市制施行の年に生まれた市立各小学校の計12人の4年生が市民憲章を元気よく朗読した。
 主催者を代表して中芝市長は、10年間を振り返りながら、「まちの将来像である『活力あふれるまち ふれあいのまち』の実現を目指し、引き続き計画的かつ効率的に進めていきたい」と式辞を述べ、井神慶久市議会議長は「岩出市の持つ優れた自然と伝統、歴史と文化を生かした魅力あふれる都市づくりへ、より一層市と協力していきたい」とあいさつした。
 仁坂吉伸知事や県議会議員ら来賓が祝辞を寄せ、来賓の紹介や安倍晋三首相らからの祝電の披露があった。
 また、合同竣工式では、市制施行から平成27年度までに市の公共施設竣工に携わった事業者に、中芝市長が感謝状を贈呈した。

コーラスクラブが市民歌などを斉唱

コーラスクラブが市民歌などを斉唱