オーストリア青年と交流 実行委員募集中

和歌山から海外への派遣を経験した人たちでつくる「海友会」は、主催している相互派遣交流「和歌山オーストリア青年交流事業」のことしの受け入れ実行委員会メンバーを募集している。8月に来日する同国の青年たちの県内での活動をサポートする。

同事業は、平成17年度に同会会員2人がオーストリアに派遣され、翌年にオーストリア、イギリス、ノルウェーの青年13人を和歌山に迎えたことから始まった。同会とオーストリアの団体「オーストリアン・ヤング・ワーカーズ・ムーブメント」(OJAB)が毎年派遣と受け入れを交互に行っている。同会からの派遣時には、観光をしながら文化交流を行い、参加者がそれぞれに用意した研究テーマについて調査。受け入れ時には県内の観光地を巡り、茶道などの文化体験を行っている。

受け入れ実行委員は、日程調整や交通手段の手配などの準備から、当日の引率まで担当する。ことしは8月10日から23日まで、12人のオーストリアの青年が和歌山城、高野山などの観光地巡り、和歌山大学での学生との交流、ホームステイに加え、京都観光なども予定している。

同委員会メンバーで和歌山大学3年生の福本真弓乃さんは「言葉の心配をする人が多いと思うが、英語やジェスチャーで楽しくコミュニケーションが取れる。一度参加すれば絶対オーストリアに行きたくなるはず」、2年生の上西里奈さんは「交流を通じて外国文化を学べるだけでなく、英語を勉強し、地元についても学ぶ良い機会になる」、1年生の菊地雄斗さんは「自分もことしメンバーになったばかり。初心者でも気軽に参加してほしい」と交流事業の魅力をアピールし、参加を呼び掛けている。

メンバーの申し込み、問い合わせはメール(wayep2016@gmail.com)で。
同時にオーストリアからの青年を受け入れるホストファミリー、スポンサーも募集している。ホストファミリーはホームページ(http://kaiyukai2010.web.fc2.com)掲載の申し込み用紙に必要事項を記入し、メール(aj2016.homestay@gmail.com)またはファクス(FAX073・447・1838)で申し込む。6月12日締め切りで、19日に選考会がある。スポンサーは個人1口3000円、法人・企業・団体は1口1万円。振り込みは口座番号00900―2―271951、加入者名「オーストリア青年交流事業実行委員会」へ。

問い合わせは同委員会代表の栗山京子さん(メールwayep2016@gmail.com)。

「気軽に参加して」と(左から)上西さん、福本さん、菊地さん

「気軽に参加して」と(左から)上西さん、福本さん、菊地さん