住宅耐震化の補助受付 和歌山市が強化月間
和歌山市は、5月を耐震改修促進強化月間と位置付け、住宅の耐震改修・建て替え・リフォーム補助の申し込みを受け付けている。
総務省の住宅・土地統計調査による推計では、平成25年の同市の住宅耐震化状況は、市内全約15万3000戸のうち、耐震性不足の住宅が約3万4000戸とみられている。
市が平成16年から27年に行った木造住宅の無料耐震診断では、3496戸を診断し、約95%に当たる3326戸が耐震性不足との結果が出た。これまでの住宅耐震改修補助戸数は618戸にとどまっている。
市が行う本年度の主な補助内容は、無料の木造住宅耐震診断257戸程度の他、耐震改修工事(上限101万1000円)、耐震改修と同時に行う10万円以上のリフォーム工事(同20万円)、建て替え工事(同101万1000円)、耐震ベッド・シェルターの設置(上限26万6000円)など。また、65歳以上だけの世帯に家具転倒防止用固定金具の取り付け作業員を無料で派遣する(使用金具は実費)。
問い合わせは市建築指導課(℡073・435・1100)。