夏にも関空から直行便就航 ベトナム・ダナン
近年、新興リゾート地として注目を浴びるベトナム・ダナンと関西国際空港を結ぶ直行便が夏以降(予定)に就航するのに合わせ、旅行会社のエイチ・アイ・エスとベトナム航空は23日から27日の日程で、関西のマスメディアを対象にしたベトナムの視察ツアーを実施している。
関空から近い和歌山や大阪など関西方面からをはじめ、さらなる誘客を図ろうと企画された。本紙を含め、大阪観光局や雑誌社、テレビ局の映像制作スタッフなど約20人が参加している。
ダナンは、ハノイ、ホーチミンに次ぐベトナム第三の都市。日系企業も数多く進出し、ビーチの美しさやシーフードなど食も魅力。穴場リゾートとして、近年人気が高まっているという。
24日、一行はエイチ・アイ・エスの現地担当者の説明を受けながら、市中心部のハン川沿いにある37階建てリゾートホテルの屋上から、眼下に広がるまち全体を見渡した。またスパやプールなど、ホテル内の施設を見て回った。
ダナン市人民委員会のマイ・ダン・ヒュウ外務局副局長とも会談。ヒュウ副局長は「日本には50回ほど行き、前世は日本人といわれたほど」と、流ちょうな日本語で自己紹介した。両国の文化交流の歩みや、ダナンの今後の展望などを話し「ダナンでは若者約7000人が日本語を習い、リーダーから市民までが親日のまち。世界遺産のあるフエやホイアン、ミーソンにも近く、ポテンシャルの高いダナンに日本からももっと訪れてほしい」とPRした。
参加者からは「これほど急成長しているとは思わなかった」「ベトナムのイメージが変わった」「ぜひプライベートでも訪れたい」などの声が上がった。