つながる「アートのわ展」 29日まで県文で

子どもも大人も、障害のある人もない人も、みんながアートの「わ(輪)」でつながる作品展「第9回アートのわ展」が29日まで、和歌山市の県民文化会館1階県民ギャラリーで開かれている。

今回は「メッセージ」をテーマに、80人が制作した約300点が集まった。

絵画は4歳から高校生までの幅広い年代が出品し、コーヒーを使って描いた作品や、さまざまな素材を切り貼りしたコラージュ作品など、題材も画材も多様。

絵の上にメッセージを書いたアクリル板を重ねた作品では、「花はきれい」「野生の動物に会いたい」といった子どもの自由なメッセージがあふれている。

書道は、障害のある人や中学生の作品が中心。文字の持つ意味を書き方で表現した躍動感のある作品や、好きな言葉を書いた作品などが並んでいる。

同展事務局の洋画家・岩崎奈美さんは「メッセージは身近な短い言葉ですが、それを見て楽しくなったり、元気づけられたり、いろいろやっていこうと思えたり、そんな気持ちになってくれれば」と話している。

午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは岩崎さん(℡073・460・5521)。

多様な作品が所狭しと並ぶ

多様な作品が所狭しと並ぶ