智弁コールド発進 京都翔英に快勝

 春季近畿地区高校野球大会は28、29日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で1回戦計4試合があり、県1位の智弁和歌山は京都翔英(京都)と対戦し、8―1の8回コールドで準決勝に駒を進めた。紀央館は智弁学園(奈良)に0―3、有田中央は履正社(大阪)に0―10でそれぞれ敗れた。

 ◇1回戦

京都翔英 0 0 0 0 0 0 0 1 1
智弁和歌山 0 0 1 3 0 0 1 3x 8

 (8回コールド)

 〔京〕瀧野、内橋、高向―石原〔智〕橋―門脇▽本塁打=北阪、下村(智)▽2塁打=高野(京)北阪、文元、林、橋(智)

 本塁打2本を含む全員安打で圧倒した。3回、四球と内野安打などで1死1、3塁とし、北阪の中犠飛で先制に成功。4回は、4連打で3点を加点した。7回には北阪、8回には下村の本塁打が飛び出し、計12安打8得点で京都翔英に快勝した。

 投げては、先発の橋が緩急をつけた投球で打者を翻弄(ほんろう)。8回をわずか3安打に抑え、チームの勝利に貢献した。嶋仁監督は「1年生がチームにいい刺激を与えている。やってきたことが通用するか試したい」と話した。

 準決勝は6月4日、同球場で行われる。智弁和歌山は第2試合で履正社と対決する。その他の県勢の試合結果は次の通り。

 ◇1回戦

紀央館 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
智弁学園 1 0 2 0 0 0 0 0 × 3

有田中央 0 0 0 0 0 0
履正社 2 0 2 3 3x 10

 (5回コールド)

3回、先制の本塁生還を果たす下村

3回、先制の本塁生還を果たす下村