真道ゴー世界再挑戦 13日WBOバンタム級
和歌山市出身のプロボクサー、元WBC女子世界フライ級王者の真道ゴー選手(28)=グリーンツダ=が13日、東京都の後楽園ホールで行われるWBO女子バンタム級タイトルマッチに登場する。平成26年12月のメキシコでの防衛戦以来、1年半ぶりとなる世界戦。相手は、3階級を制覇し、真道選手も日本最強と評価している藤岡奈穂子選手(40)=T&Hジム=。真道選手はこれ以上ない強敵と大舞台で戦い、再び世界のベルトを狙う。
真道選手は19戦16勝(11KO)3敗。身長167㌢で、素早いフットワークとスタミナで相手を圧倒するスタイル。王座を2度防衛した50・8㌔までのフライ級から、53・5㌔までのバンタム級に階級を上げての世界再挑戦となる。
対する藤岡選手は15戦14勝(6KO)1敗で、身長158㌢、強烈なパンチが持ち味で、前に出るタイプのタフファイター。リーチでは真道選手が有利であり、当日は、真道選手の間合いに藤岡選手が飛び込むような流れになるとみられるが、真道選手は「自分の距離をつぶしにきたとしても、後ろに下がらないで打ち合う」と、乱打戦も視野に入れる。
今戦は、㈱真道の社長として臨む初めての世界戦。今月1日には、自身が経営する2店目となるボクシングフィットネスジムをオープンし、支えてくれる店舗スタッフなどの思いも一身に背負い、リングに立つ。
県内を中心にファンら50人以上が後楽園ホールに駆け付ける予定で、絶対に負けられない試合になる。真道選手は「大阪のジムに移籍しても同じように応援してくれる和歌山の方々、ジムのスタッフのためにも、必ず勝ちたい」と勝利を誓っている。
チケットの購入は真道選手(℡073・499・7905)まで。