学童保育が新築移転 西貴志こどもくらぶ
新築移転された学童保育「西貴志こどもくらぶ」(紀の川市貴志川町長原)の竣工式が4日、同施設前で行われ、利用する児童や関係者らで完成を祝った。同学童保育は平成20年から西貴志コミュニティセンターの図書室を利用して運営されていたが、新築により市立西貴志小学校への直接通路が設けられ利便性が高まった。
式には同所、中貴志小学校の学童保育「こどもくらぶ」の児童をはじめ、中村愼司市長、市議会議員、民生児童委員、保護者らが出席。中村市長は「小学校で安心して預けられる施設ができました。子どもだけが夕方まで遊んだり、勉強したりするのではなく、大人の方、地域の方も寄っていただき、地域を担う子どもたちが健やかに成長できる場所へと発展していけたら」と願いを込めてあいさつし、来賓と共にテープカットをして祝福した。
両学童保育の児童合わせて約60人が「365日の紙飛行機」を合唱したり、鳴子を手によさこいを披露したりして花を添えた。
西貴志こどもくらぶ主任の岩上千恵子さんは「小学校から近くなり、保護者の方から安心するといった声があります。学校との連携を強めながら子どもたちを支援していきたい」と話していた。
同施設は木造平屋建て、延床面積約250平方㍍。内部には一部紀州材が使用され、教室2室、調理室、多目的トイレなどが備えられている。開館時間は平日が放課後から午後6時半まで。土曜日と長期休暇期間は午前8時から午後6時半まで。