各地に啓発看板とポスター掲示板 参院選

22日公示、7月10日投開票の参院選を前に、県内各自治体で立候補者ポスター掲示板や啓発看板の設置が進んでいる。

和歌山市は15日、和歌山城西の丸広場に、横11㍍、縦1・8㍍の啓発看板を設置した。夏の選挙戦を少しでも涼しく感じてもらおうと、青色を基調にデザインした。同市は、20日までに市内590カ所にポスター掲示板を設置する予定。

市選挙管理委員会は、今選から選挙権が18歳以上に引き下げられるのを受け、昨年12月から市内の6高校で摸擬投票授業を実施するなど、投票率向上に向けて取り組んできた。

生徒からは「投票に行ってみたい」などの積極的な声があった一方、「部活と重なったらどうするのか」「候補者の考えをどうやって知ればいいのか」など、戸惑いの声もあったという。

市選管は「選挙権の年齢引き下げを契機に、若い人たちに投票所に足を運んでいただきたい」と話している。

看板を設置する作業員

看板を設置する作業員