女性活躍の社会へ BPW30周年円卓会議

地域活性化に向けて女性がどう考え行動していくべきかを考えようと、「わかやまモデルを創ろう!~女性活性化プラン~大円卓会議」が19日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれ、女性を中心に約100人が参加して意見を交わした。

「女性活躍推進法」の施行などを背景に、働く女性たちでつくる「BPW和歌山クラブ」(小原智津会長)が創立30周年記念事業として企画。岩本食品取締役の岩本恵子さん、NPO法人ホッピング理事長の上田茜さん、岡会計センター代表取締役の岡京子さん、県訪問介護事業所協議会会長の島由佳子さん、JA和歌山女性部会会長の嶋本節子さん、弁護士の松原敏美さんの6人をスピーカー、日本BPW連合会企画委員長の平松昌子さんをアドバイザーに迎え、和歌山大学准教授の金川めぐみさんがコーディネーターを務めた。

経済、子育て、介護、農業の各分野について、それぞれの立場から女性の現状や課題などを報告し合った。出された意見はことし作成する30周年記念誌にまとめる。

小原会長は「男女平等と言うが、現実ではまだまだ当たり前ではない。男性も女性も同じように活躍できる社会を目指して取り組んでいきたい」と話した。

BPWはビジネス・アンド・プロフェッショナル・ウーマンの略。和歌山クラブは、国際組織BPWインターナショナル加盟の日本BPW連合会の単位クラブとして昭和61年に発足した。研究会やフォーラムの開催などを通して、女性の社会的地位と職業水準の向上などに取り組んでいる。

円になって意見を交わす参加者

円になって意見を交わす参加者