人生彩るシャンソンとファッション パリ祭
シャンソンの祭典「第19回わかやまパリ祭~愛と平和とうたごえと~」(同実行委員会主催、本紙など後援)が25日、和歌山市民会館小ホールで開かれ、約370人が情熱的な歌声にひたった。
地元歌手に加え、一般公募者22人が出演。1部は朗読とシャンソンのステージで、和歌山放送の覚道(かくどう)沙恵子アナウンサーが「日仏合同平和希求宣言」を読み上げ、清水香予子さんが歌う「哀しみのバタクラン」で幕開け。その他、祖母と孫のほほ笑ましい共演があり、とらふす少年少女合唱団の子どもたちも、手話を交えて披露した。
2部のシャンソンの音楽に乗せたファッションショーは、㈱島精機製作所が衣装協力。ウォーキングプロデューサーの宮本知佳さんに本格的な指導を受けてきたメンバーが、スポットライトを浴びながらさっそうと登場した。
上品なドレープのワンピースや、シックな黒のドレスなど、さまざまな雰囲気の衣装を着こなし、堂々とウオーキングを披露。来場者は、うっとりとした表情で見つめていた。
3部はじっくりと聴かせるシャンソンステージ。ゲスト歌手の佐々木秀実さんが圧倒的な歌唱で魅了した。
ファッションショーに出演する友人の応援で訪れた、市内の60代の女性は「シャンソンのコンサートは初めてですが、歌詞が心に入ってきて胸に迫るものがありました」と話していた。