バイクはプロテクター装着を 県警が推進
ひとたび事故が起きると、転倒して大けがにつながりかねないライダーに身を守ってもらおうと、県警はプロテクターの装着を独自に推進している。
和歌山市西の交通センターで18日に開かれた、バイクの運転技術を競う「ベストライダーズコンテスト」の会場では初めて、プロテクターを紹介した展示会が開かれた。
県警交通企画課調査官の松本章警部によると、プロテクターは以前のタイプと比べると軽量で耐久性も向上し、簡単に装着できるものが多数開発されている。価格も3900円程度からと手軽に購入できる商品が増えているという。装着しておけば、転倒の際、胸部を保護することにより、心臓などの内臓圧迫や肋骨骨折などのけがの軽減が期待できる。
松本警部は「気軽に装着できるタイプも増えているので、男女問わずヘルメットと一緒に装着し、体と命を守ってください」と呼び掛けている。
県警によると、原付を含む二輪車による県内の昨年の事故件数は869件(前年比264件減)で、死者11人(同比1人増)、けが人812人(同比248人減)だった。ことしは5月末現在、事故件数が309件(前年同期比51件減)、けが人290人(同47人減)、死者2人(同1人減)で推移している。