統計局移転の実証実験終わる 8月結論へ
総務省統計局と統計センターの県内移転を検討するため、同局が県などの協力で5月から実施してきた実証実験が8日、全て終了した。今後、実験結果を検証し、8月末をめどに結論を出す方針。
県民文化会館で4日間実施してきた統計ミクロデータの利活用実験を終え、同局の井上卓(たかし)総務課長は「県の方々の熱意を非常に感じた」と県や大学関係者らの協力に感謝し、「大きな通信トラブルなどもなく終えることができた。8月末を目指し、総合的に検証を進めていきたい」。
県の横山達伸(たつのぶ)企画総務課長は「おおむねサポートできたと思う。県としてもデータの重要性や統計に関する認識を深めることができ、有意義な実験だった」と述べた。