自公が6割弱、民共も存在感 参院選比例区
10日に行われた第24回参院選の県内比例代表の開票結果は、自民党が17万4143票(前回平成25年=18万4860票)、得票率39・61%でトップ、次いで公明党が7万9133票(同8万504票)、得票率18・00%で2位となり、いずれも平成25年の前回から得票数、率ともにやや減らしたものの、与党で県内得票の6割弱を占める圧勝だった。
3位はおおさか維新の会の5万9387票(得票率13・51%)で、自公両党と合わせて、いわゆる改憲勢力の得票は県内で7割を超えた。
全国的に統一候補を擁立するなど、共闘が目立った民進党と共産党も存在感を示した。民進は5万3187票(同12・10%)で、民主党時代の前回の3万3713票から大きく上積み。共産は4万5845票(同10・43%)で前回より微増となった。
県内に地盤を持つ比例候補は、自民元職の大江康弘さん(62)、共産新人の坂口多美子さん(40)がいずれも落選。関西全域を地盤とする公明新人の熊野正士さん(51)は、個人名で県内最多の5万2111票を獲得し、初当選を果たした。