お城の石垣清掃 消防士ら高所作業訓練で

和歌山市の観光のシンボルである和歌山城をきれいにしようと、市消防局(出口博一局長)は1日、毎年恒例の高所作業訓練を兼ねた石垣清掃を行った。

毎年、夏と秋の時季に実施しており、今回が6年目11回目の取り組み。

参加したのは、非番を中心とした消防隊員160人。隊員らは、高さ約8㍍の石垣を、ロープ1本で体を支えて果敢に降下し、岩の間から生えた草や木の枝を手際良く除去していった。

出口局長は「市民の憩いの場である和歌山城をきれいにするとともに、郷土愛を若い職員に引き継いでもらいたい」と訓示した。

参加した6年目の中消防署高度救助隊の早田圭佑消防士(27)は「普段と違う環境の訓練で、城の美化にも貢献できて、うれしく思います」と話していた。

ロープ1本で体を支えて除草する隊員

ロープ1本で体を支えて除草する隊員