短歌・俳句の表彰式 風鈴響く春日神社で

第18回春日万葉の森歌垣大会と第11回「熊野・高野」短歌・俳句大会の入賞作品が決まり、1日、海南市大野中の春日神社(三上秀信宮司)で表彰式が行われた。

ことしの応募総数は春日万葉の森歌垣大会が俳句84点、短歌104点。「熊野・高野」短歌・俳句大会の熊野の部は短歌27点、俳句53点、高野の部は短歌37点、俳句55点。全国各地から作品が寄せられた。

数多くの風鈴が飾られた拝殿で表彰式が行われた。三上宮司が芸能上達などを祈る祝詞を奏上した後、来賓の神出政巳市長、選者らが玉串をささげ、選者で海南文化協会(花畑重靖会長)の唐津麻貴子副会長が「作品を寄せていただく皆さまのために私たちも頑張らないといけないと、生きる力をいただいています」と感謝を込め、「本当に頭を痛めながら選歌いたしました」とあいさつした。

来賓の神出市長が「歴史あるわがまちの新たな伝統としてさらなる発展を遂げられるとともに、本市文化の振興発展に貢献いただきたい」と祝辞を寄せた後、出席した受賞者に賞状が贈られた。

各部2人選出の大賞受賞者は次の皆さん。

【春日万葉の森歌垣大会】〔俳句〕明賞=土江祥元▽浄賞=下村ツヤ子〔短歌〕明賞=山田成子▽浄賞=千葉ひとみ

【熊野】〔俳句〕神社本庁統理賞=福本まり子▽県神社庁長賞=前﨑とし江〔短歌〕神社本庁統理賞=田端康子▽県神社庁長賞=梶本洋子

【高野】〔俳句〕神社本庁統理賞=鈴木憲一▽県神社庁長賞=大塚和子▽〔短歌〕神社本庁統理賞=木下正博▽県神社庁長賞=久喜久子

風鈴の音が響く拝殿で賞状が贈られた

風鈴の音が響く拝殿で賞状が贈られた