再出発の第1回展 24日まで紀水フォトク
写真グループ「紀水フォトクラブ」の第1回展が24日まで、和歌山市宇須のギャラリー花畑で開かれている。
同クラブの前身教室は、近鉄カルチャーセンターで15年ほど前に発足。講師は前任者から大阪府能勢町の写真家・辻林宏一さん(56)へと引き継がれ、以来「辻林写真教室」として、よみうり文化センターで活動してきた。しかし同センターの9月閉鎖が決定。活動拠点を県民文化会館に移し、名称も新たに再出発することにした。
辻林さんと生徒の計13人が、自然風景や心象風景、動物など約40点を出品。作品は、撮影会で行ったという緑豊かな鳥取の大山、風情のある京都の町屋や路地、夕日に輝く波打ち際の砂紋など。動物たちの愛らしい口をクローズアップした、ユーモラスな組写真も並ぶ。
発足からのメンバーで、会長の笹谷猛さん(74)は「先生の指導通り、もう1歩、2歩と近づくことで、迫力のある写真が撮れます」と笑顔。「それぞれ何を撮りたいか、絞り込んで撮っています。目の付けどころも楽しく、その人の持ち味が生かされた作品をお楽しみください」と呼び掛けている。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同ギャラリー(℡073・435・3615)。