アートトレイン4日運行 4高生徒がPR

9月4日にJR和歌山線で運行される臨時列車「アートトレイン」をPRしようと、和歌山、星林、和歌山工業、粉河の県立4高校の生徒らが23日、JR西日本和歌山支社の社員と共に和歌山市のJR和歌山駅構内やわかちか広場で広報活動を行った。

「アートトレイン」は同線沿線などの高校、特別支援学校9校の生徒たちが車内と駅構内で演奏を披露するイベント。6月から何度も会議を重ね、本番に備えてきた。

23日は同駅の改札口前やホームでイベントの概要を紹介するチラシや不正乗車の根絶を訴えるティッシュを配布した他、わかちか広場でミニライブを開いてPRした。同線のイメージキャラクター「わっふる」も登場し、駅利用者から歓声が上がった。

星林高校生徒会の井上涼香さん(2年)は「沿線の学校ではないですが、何か協力できたらと思い参加しました。チラシの内容について熱心に質問してくださる方がいてうれしく思いました」と話し、買い物帰りに立ち寄った和歌山市の女性は「生徒さんが楽しそうに演奏されている姿が印象に残りました。聴いていてわくわくしました」と完成度の高いライブ演奏に驚きの表情を見せていた。

当日は車内での演奏に加え、和歌山駅と高野口駅でコンサートが開かれる。

生徒たちと一緒にチラシとティッシュを配布した県立和歌山高校の湯浅誠康教諭は「最初は小さい取り組みでしたが、今では沿線の各高校を巻き込んだ大きな動きになっています。高校生の一生懸命な演奏をぜひ聴いてほしい」と呼び掛けている。

わっふると一緒にPRする高校生ら

わっふると一緒にPRする高校生ら