不幸な命減らそう 和歌山市も地域猫対策

 不幸な命の猫を減らそうと、和歌山市保健所は、地域猫活動を行う市民や団体の受け付けを開始した。同所や、県に支援の申請手続きを行えば、不妊去勢手術無料チケットが交付され、動物病院で行う手術費が全額助成される。申請は、1地域につき、10匹単位での申請を受け付け、追加の申請も可能。市外の県立保健所でも実施されている。

 助成を受けるためには、まず保健所に相談するとともに、地域猫対策に賛同する組織づくりを行い問題把握などを実施。地域猫との関わり方のルールを決めた地域猫対策計画を作成した上で、周辺住民に周知する。

 その後に、保健所に「地域猫対策認定申請書」を提出し、県に支援申請が承認されれば、不妊去勢手術無料チケットが交付される。手術実施後も、地域猫の管理を継続するとともに、助成実施の完了報告書を保健所に提出する必要がある。

 問い合わせは市生活保健課動物保健班(℡073・488・5114)。

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 同市保健所では、今月から申請の受け付けを開始しており18日現在、2地域の申請があり、5件程度の問い合わせが寄せられているという。県では、本年度約300匹分の手術予算を確保し、6月から受け付けを開始。18日現在で、約50匹の助成チケットが交付されている。

地域猫と人の共生の実現が望まれる

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