結核は現代の病気 予防週間の街頭啓発

 県、結核予防会県支部、和歌山県健康を守る婦人の会は28日、和歌山市のJR和歌山駅前と南海和歌山市駅前で、結核に関する正しい知識の普及啓発を図る街頭活動を行った。

 厚生労働省によると、結核は一日に50人の新しい患者が発生し、5人が命を落としている重大な感染症。毎年9月24~30日は「結核予防週間」と定められ、期間中は県内の各保健所なども街頭啓発を行っている。

 JR和歌山駅西口前では関係団体の約10人が参加し、通行人に「知ってますか?『結核』が、現代の病気だってコト」との平成28年度結核予防週間標語と共に結核相談支援センターの連絡先を記したチラシ、啓発リーフレットなどを手渡した。

 県健康推進課感染症対策班の斉藤典代主査は「不規則な生活や栄養バランスの崩れから発症しやすくなるので、高齢の方だけでなく若い人にも結核について知ってほしい」と呼び掛けていた。

通行人にリーフレットを配る県健康を守る婦人の会会員ら

通行人にリーフレットを配る県健康を守る婦人の会会員ら