愛好家9人の多彩な作品展 写団ウエスト

写真愛好グループ「写団ウエスト」の第15回展が19日まで、和歌山市宇須のギャラリー花畑で開かれている。

カメラの西本内にあったコダッククラブを前身とするグループ。講師はおらず、毎年撮影バスツアーを開き、月1度の例会を重ねている。

60代から80代までの9人が風景やポートレート、祭りなど多彩な44点を出品。熱気が伝わるようなよさこいの踊り子、ヒガンバナと棚田の秋の風景、迫力あるマリンスポーツの一こまなど、バラエティー豊か。海水温の上昇で発生した海霧が友ヶ島を包む様子を捉えた貴重な一枚も並んでいる。

カワセミが水しぶきを上げて飛び立つ瞬間を捉えた瀬田隆義さん(79)は「3カ月同じ場所に通ったので、撮れた瞬間は震えるほどうれしかったです。次は2羽のつがいを狙って撮りますよ」とにっこり。

元日の日の出と羽ばたくユリカモメの迫力ある一枚を出品している杉本博さん(78)は、「それぞれが自由に腕や表現を磨き、コンテストで認められた実力のあるメンバーも多い。ジャンルにとらわれず、さまざまな視点で表現した作品をお楽しみください」と話している。

午前9時半から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同ギャラリー(℡073・435・3615)。

瞬間を捉えた作品が並ぶ会場

瞬間を捉えた作品が並ぶ会場