笑いとピアノの記念講演 紀伊文化まつりで

和歌山市紀伊地区の第20回文化まつりが10月30日、弘西の紀伊小学校で開かれ、子どもから高齢者まで地区住民ら大勢でにぎわった。

20回目を記念し、奈良県在住のお笑いピアニストで「アマデウス音楽院付属笑学校」校長の「アマデウス大西」さんのトーク演奏会「笑顔に勝るクスリなし―あなたもわたしもイキイキ人生」があった。

アマデウス大西さんは大阪音楽大学ピアノ科を卒業。高校で30年間音楽を指導し、現在はピアノ演奏とトークを組み合わせた講演を各地で行っている。

講演では、音楽と笑顔の効用を「一番良いのは副作用がないこと」と断言。国内外の政治家の血液型と気質にちなんだ楽しいエピソードを、だじゃれを交えながら紹介した。

元気で長生きする秘訣(ひけつ)について、「感動する」「興味を持つ」「工夫する」などの「かきくけこ」を伝授。人気歌謡曲の演奏も盛り込みながら、軽妙なトークと美しいピアノ演奏で、会場は笑いの渦に包まれた。

この他、文化まつりでは、県代表で関西大会に出場した紀伊中学校吹奏楽部の演奏、特別企画として、文化まつりの歩みもパネルで紹介された。

実行委員会の委員長で同地区公民館長の坂本晏宏さん(75)は「地域の皆さんに喜んでもらおうと、恩返しの思いで特別講演を企画しました。お互いの絆を強め、地域づくりにもつながれば」と話していた。

笑いに包まれたアマデウス大西さんの講演

笑いに包まれたアマデウス大西さんの講演