観光・産業の振興へ 県と信金が連携協定
県ときのくに信用金庫(和歌山市、田谷節朗理事長)、新宮信用金庫(新宮市、浦木睦雄理事長)、信金中央金庫(東京都)の四者は8日、観光や産業の振興を目指して協力関係を強化する連携協定を締結した。
地域金融機関である県内2信金とセントラルバンクである信金中金、県がそれぞれの持つ資源を生かし、地域活性化を図る。協定の内容は、県内への観光誘客、県内企業の販路拡大や事業支援、県内産業を担う人材の強化などで連携するとしている。
県庁知事室で協定の調印式が行われ、仁坂吉伸知事、田谷理事長、浦木理事長、信金中金の柴田弘之副理事長が協定書にサインした。
仁坂知事は「県が観光振興しようとしているときに有力な援軍が来てくれた。信用金庫のご協力は大変ありがたい」とあいさつ。田谷理事長は「県とは密接に連携してきたが、今回はさらに信金中金が加わったので、これまで以上に県の振興に貢献したい」と抱負を述べた。
ことし3月末現在、信金中金の総資産は34兆8876億円、きのくに信金の預金残高は1兆147億円、新宮信金の預金残高は1029億円となっている。