障害への理解深める作文とポスター 8人表彰
「心の輪を広げる体験作文」と「障害者週間のポスター」の表彰式が22日、県庁で開かれ、入賞した小・中学生8人が表彰を受けた。障害に対する理解を深めてもらおうと、県と内閣府が共催しており、体験作文は平成元年度から、ポスターは同5年度から実施している。
表彰式では、県福祉保健政策局の山田成紀局長が「障害者とのふれあいをつづった作品が多く、優しい心や思いやりが伝わってきた。住みやすい和歌山県にするため、これからも協力をお願いしたい」と式辞。山田局長から入賞者一人ひとりに賞状と記念品が贈られた。
体験作文の中学生部門で優秀作品賞を受賞した、和歌山大学付属中学校3年の寺坂太貴君(14)は、車いすテニスを通じて障害のある人と交流した体験や全盲のピアニスト・辻井伸行さんのCDを聴いて感動したことなどを作品の中で紹介。「座ったままプレーする車いすテニスは普段と感覚が違って難しく感じました。受賞できてすごくうれしいです」と話し、笑顔を見せた。
入賞したのは次の皆さん。
〔心の輪を広げる体験作文〕
【最優秀作品賞】
廣瀬瑠唯(橋本市立隅田小学校5年)▽下村大輝(県立古佐田丘中学校3年)
【優秀作品賞】西山桃羽(和歌山市立
西和佐小学校3年)▽西浦智哉(橋本市立隅田小学校5年)▽寺坂太貴(和歌山大学付属中学校3年)▽大畑歩咲(同2年)
〔障害者週間のポスター〕
【優秀作品賞】井口さやか(有田川町立吉備中学校3年)▽木村元紀(同)