ニホンオオカミの剥製展示中 自然博物館
国内に3体しか現存しない、絶滅したとされている「ニホンオオカミ」の剥製標本1体が31日まで、海南市船尾の県立自然博物館「第2展示室」で特別展示されている。
和歌山大学教育学部から寄託された剥製で、ニホンオオカミの剥製や毛皮標本は世界でも6体しか現存しないという。
展示されている剥製は明治37年前後に奈良県で捕獲されたもので、大きさは体長100㌢、体高73㌢、肩高62㌢。同館によると、現存する標本の中でも大きいとされ、貴重な1体という。
特別展示では、剥製とニホンオオカミの頭骨の複製も展示している。問い合わせは同館(℡073・483・1777)まで。