県民の安全守る決意 県警察学校43人卒業
和歌山市木ノ本の県警察学校(楠俊樹学校長)で27日、長期課程の初任科第142期生が卒業の日を迎え、現場の第一線へと配属された。
卒業したのは18歳から32歳までの43人(うち女性8人)。式では、卒業証書を手渡した楠学校長が、「入校時と比べて、はるかに精悍(せいかん)になった皆さんの顔を見ると、大変心強く思います」と祝福。総代の内野貴博巡査(32)は「厳しい訓練を乗り越えられたのは仲間の存在のおかげでした。強さと優しさを兼ね備えた県警察の一員として、県民の安全を守り抜きます」と謝辞を述べた。
和歌山北署に配属された松本浩杜巡査(21)は「厳しい指導の中にも、教官の愛があり、成長できました。県民に信頼される警官になります」と話した。
卒業生らは今後、交番などで3カ月間の現場研修を行い、初任補修科生として警察学校に戻り、再び教養などを学んでいく。