欧米の観光客増へPR 県VRでキャンペ
県内を訪れる欧米の観光客を増やそうと、県は、欧州最大のスポーツメディア「ユーロスポーツ」のニュースサイトでバーチャルリアリティー(VR)動画を活用した観光キャンペーンを3月中旬まで実施している。
県観光交流課によると、欧米の個人旅行客は日本の歴史や精神文化、自然などに関心が強い傾向にあることから、特に人気が高い高野山と熊野古道について、360度の空間を視点を自由に動かして楽しめる約8分のVR動画を1本ずつユーロスポーツと共同で制作。多くの視聴者を見込める1月中旬から3月中旬にかけ、ユーロスポーツのニュースサイトに県のバナー広告を配信している。
ユーロスポーツは世界94カ国・地域で衛生放送やケーブルテレビを展開しているスポーツ専門放送局で、オンラインの「Eurosport.com」は月間の訪問ユーザー数1450万を有する欧州最大のオンラインスポーツニュースサイトとして知られている。
同課によると、6日午後4時半現在の動画再生回数は、「高野山編」が190回、「熊野古道編」に170回。同課は「VR動画は臨場感があり、和歌山に対する関心が高まるのでは」と期待を寄せている。
動画は県の多言語ウェブサイト(https://en.visitwakayama.jp/promotions/promotion-movies/)で閲覧できる。