西脇山口線の開通を知事に要望 期成同盟会

 和歌山市北部を東西に結ぶ都市計画道路「西脇山口線」の早期全面開通に向け活動している西脇・山口線促進期成同盟会の湯川充会長ら6人が13日、県庁を訪れ、仁坂吉伸知事に未開通区間の早期開通を求める地元住民の署名2万2241人分を提出した。

 西脇山口線は全長17㌔。平成3年度に最初の区間が開通し、現在は14・1㌔が完成している。残る2・9㌔のうち、田屋工区(1・6㌔)は29年度末開通を目標に工事が進んでいるが、川永工区(1・3㌔)は用地買収をめぐる地域との調整が続いているという。

 同期成同盟会は、楠見・有功・直川・紀伊・川永・山口の6地区の連合自治会長らを中心に構成。これまで毎年知事に要望しており、ことしは地元住民の署名も併せて提出した。

 湯川会長は「(全線開通まで)あと一歩まできている。JR紀伊駅周辺が大変混むので、ぜひ一日も早い開通をお願いしたい」と話し、仁坂知事は要望に理解を示した。

仁坂知事(手前)に早期開通を要望する湯川会長㊧ら

仁坂知事(手前)に早期開通を要望する湯川会長㊧ら