新副市長に森井氏 和歌山市議会が開会
平成29年度当初予算案などを審議する和歌山市議会2月定例会が23日に開会し、28年度一般会計補正予算案、副市長の人事案など28議案が上程された。会期は3月23日までの29日間と決まった。
28年度補正予算案の内容は、市内全小学校1~4年生の教室への空調設置費や市民図書館新館建設事業費などで、73億7123万円を増額している。
招集あいさつで尾花正啓市長は、「28年度補正予算関係では、国補正などを活用し、教育環境の整備や大学誘致にかかる経費を計上した」と重点項目を示し、議会での活発な議論を求めた。
健康上の理由により1月31日付で副市長を退任した木村哲文氏の後任人事は、市公営企業管理者の森井均氏(60)を選任する案に全会一致で同意した。
森井氏は昭和55年4月、市に採用。平成22年から市長公室長、24年から市理事などを歴任し、26年12月に退職。27年1月から市公営企業管理者を務めていた。
上程議案は24日に委員会付託、3月1日に採決される。同日に29年度当初予算関連の議案が上程される予定。