108人27団体受賞 第55回県スポーツ賞

 県のスポーツ振興に大きく貢献した個人・団体をたたえる「第55回県スポーツ賞表彰式」が22日、和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国で開かれ、108人と27団体が表彰を受けた。

 紀の国わかやま国体が開催された昨年度に比べて受賞者、団体の数は減少したが、受賞者の年齢は9歳から81歳までにわたるなど幅広く、
スポーツ栄誉賞をはじめとする計6部門の受賞者・団体に対して仁坂吉伸知事から表彰状と記念品が贈られた。

 今回の最年少受賞者は、スポーツ奨励賞の東山士洋君(9)=新極真空手=、寺田春陽さん(9)=日本拳法=、松實海斗君(9)=レスリング=、最年長は同賞の藤田実さん(81)=陸上=。

 仁坂知事はあいさつで「国体から1年半近くがたったが、スポーツに対する意欲や情熱を失ってはいけない」と述べ、国体開催を機に高まったスポーツ振興の機運を維持していくよう訴え、平成33年度に関西各府県で開かれる生涯スポーツの国際大会「ワールドマスターズゲームズ」の開催競技数が県内は最多の事実を紹介し、「これからもスポーツが盛んな県として栄えていこう」と呼び掛けた。

 受賞者・団体を代表して、スポーツ優秀指導者賞を受賞した水泳(水球)競技の上野真吾さん(40)=向陽中・高校=が「受賞は日頃から支えてくださる皆さんのおかげ。スポーツを通じて県民の皆さんに勇気と感動を与えたい」と謝辞を述べた。主な受賞者は次の皆さん。

 【スポーツ栄誉賞個人】早田卓次(体操)▽田中佑典(同)

 【スポーツ功労賞個人】  池田五十一(スケート)▽西田一善(ボウリング)

 【スポーツ優秀指導者賞】 上野真吾(水泳・水球)

 【スポーツ顕賞個人】古川高晴(アーチェリー)▽嶋本美愛(ウエイトリフティング)▽宮田悠佑(カヌー)▽西山史扇(同)▽佐々木眞也(自転車)▽森口寛己(同)▽中村智太郎(水泳)▽坂爪亮介(スケート)▽増田健人(ソフトテニス)▽奥大賢(テニス)▽長尾克己(同)▽山本千代(なぎなた)▽阪部創(レスリング)▽奥井眞生(同)▽山部佳苗(柔道)

仁坂知事㊨から表彰状を受け取る受賞者

仁坂知事㊨から表彰状を受け取る受賞者