7700人が新たな門出 県内公立高校卒業式
県内のほとんどの公立高校で1日、卒業式が行われ、和歌山市太田の県立向陽高校(西岡大修校長)では、普通科と環境科学科の319人が巣立った。
式では、卒業生を代表して普通科の高岸大雅君と環境科学科の湯川実希さんが西岡校長から卒業証書を受け取った。
西岡校長はソクラテスの言葉を引いて「卒業する皆さんには広く深く物事を洞察する力を持ち、考えが違う人とも、理解と優しさを持って生きることを追求してもらいたい」と式辞を述べた。
答辞では、磯合凌弥君が高校生活を振り返り、「3年間の中で自分一人の場面がないくらい、同級生と大切な思い出ができた。一人ひとりが夢に向かって頑張って、また会う時には今と変わらない気持ちでいたい」と、思い出を胸に旅立つ決意を込めた。
本年度は県内の公立高校で7679人が卒業する。