魅惑の三大テノール 19日和歌山市民オペラ
和歌山市民オペラ協会(多田佳世子会長)など主催の「魅惑の三大テノール・スペシャルガラコンサート~美声の競演~」が19日午後2時から、和歌山市民会館小ホールで開かれる。国内外で活躍するテノール歌手3人を迎え、オペラの名曲を集めたコンサート。同協会では「個性の違う3人の豪華な競演をお楽しみください」と呼び掛けている。
出演は、秋田県出身で、藤原歌劇団のプリモ・テノールとして活躍する、洗足学園音楽大学客員教授の中鉢聡さん、神戸市出身で、大阪音楽大学非常勤講師などを務める清水徹太郎さん、1977年にナポリで生まれ、21歳でオペラデビュー、ミラノや中国、日本など世界各国で多数の演奏会に出演するジョヴァンニ・ボッタさん。
プログラムは、ドニゼッティ「ドン・パスクアーレ」より『あの騎士の眼差し』、プッチーニ「トゥーランドット」より『誰も寝てはならぬ』、ビゼー「カルメン」より『おまえの投げたこの花を』など。
同協会の会員で、出演者の一人、ソプラノ歌手の久保美雪さんは「温かみのある歌声の中鉢さん、スキッとした清潔感のある清水さん、コロコロと転がるように高く軽やかなジョヴァンニ・ボッタ。これほど個性の違う3人の歌声を一度に聴ける機会はめったにありません」。ピアノを担当する宮井愛子さんは「男性と女性歌手、それぞれの高い声域の聴き比べも楽しいと思います。豪華なテノールの競演を体当たりで支えたいです」と話している。
同協会からは久保さんの他、ソプラノ歌手の井谷有紀さん、堂田桂己さんが出演。ナビゲーターは多田会長。
指定席4000円、自由席3000円、当日各500円増。チケットは同館の他、和歌の浦アート・キューブ、市内の各コミュニティセンターなどで販売。問い合わせは同協会事務局(℡073・446・0101)。